アップトーキョー

トーキョーを加速(ブースト)するアプリを紹介

「リワード広告を逆手にとって何かできないかを考えられるか?」について考えてみた #AppStore定点観測 7/10

      2015/12/19

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「リワード広告を逆手にとって何かできないかを考えられるか?」について考えてみた #AppStore定点観測 7/10

どうも、私も殺伐としているこのマーケットを粛々と受け入れるタイプのアップトーキョーです。

日経ビジネスオンライン様にて、微妙だった元ドコモ夏野さんに続いて、アプリ界の神様、GUILDの深津さんのブーストについてのインタビューが爆発しています。

操作されるランキング、僕ならこう戦う:日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/230078/070800004/?ST=smart

ご本人は「昨今のリワード広告騒動について。みんながインタビュー避けるので、なんか僕にお鉢が回ってきました・・・」( https://twitter.com/fladdict/status/619378327338352641 )とも呟いておられますが、深津さんなくして現在のスマホアプリ界は成し得ないだろうと日々思っております、必読です。

上記記事より、

それよりもルールチェンジする方法を考えたり、その中で一番面白いことをやったり、はたまたハッキングしたり、そういうことをやる方が建設的かなと思います。今回のことでいえば、例えば、リワード広告を逆手にとって何かできないかを考えちゃいます(笑)。

と締めくくられております。うーむ、難しい…どうしたらいいでしょう。

 
ここでちょっと、ブーストがほぼ滅亡して、クリーンなランキングが日々お届けされているApple様のお膝元、アメリカと日本のApp Storeを比較してみたいと思います。

IT市場分析の米comScoreの調査によると、アメリカのスマートフォン契約数は1億8,750万人、うち42.6パーセントがAppleだそうなので、約8,000万ユーザーということなります。

comScore Reports March 2015 U.S. Smartphone Subscriber Market Share – comScore, Inc
http://www.comscore.com/Insights/Market-Rankings/comScore-Reports-March-2015-US-Smartphone-Subscriber-Market-Share

一方、日本ではMM総研調べで、6,544万人のスマートフォン契約数中、59.5パーセントがAppleということで、約4,000万ユーザーとなり、アメリカの約半分ですね。人口比からしても納得の数字です。

2014年国内携帯電話端末出荷概況 – 株式会社 MM総研
http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120150203500

さて、ブーストの話に戻すと、昨年のappmarkelaboさんの記事でアメリカではトップ10入りするのに1,000万円必要とあります。

米国では1,000万円必要、AppStoreでトップ10入りする世界各国のブースト料金はおいくら?|appmarkelabo|note
https://note.mu/marketing/n/n2519e6316b83

実は、海外のとあるブースト業者に聞いたのですが、2014年9月のiOS8リリースで、アメリカのApp Storeではさらに順位保証型のブースト条件が厳しくなってもっとお金掛かると言われました。返金騒動でPaypal巻き込んでめちゃくちゃ揉めましたよ…ってオイ。

日本では、トップ10入りだと、昨今のランキング事情見てるとタイミングにもよりますが、10円ブースト10万件あれば取れそうな感じです。100万円でオーケー。アメリカの1/10です。

契約数は半分なのに、ブーストは1/10で良いのはなぜでしょう?

ひとつは、おこづかいアプリの供給過多があるでしょう。とにかく日本だけ特異な状況で、なぜか数年に渡り、おこづかいアプリがどんどんサーバースイッチで審査を通り、増殖してまいりました。
だからこそ、最近まで17時に開始したアプリダウンロード案件が5万件でもあっという間に消化されていたわけです。競合さえいなければ、ユーザー単価5円でも1時間半で10万件消化して、トップ5入りも可能でした。ADWAYSさんのAppDriver、GMOのSMaADさん、CAリワードさん、GREEリワードさんなどの、広告業者さんの頑張りに寄るところが大きいですね。

もうひとつ理由があります、App Storeに人がいないからです。
AppAnnieさんの分析によると、アプリのダウンロード数は、アメリカを100としたら日本は25。契約数は半分なのに、アプリダウンロード数は1/4です。しかも恐るべきことにこのレポート、2014年の調査結果…ということはブーストを含む数値です…まいりましたね。

「ブレイブフロンティア(gumi)とLINEレンジャーが海外トップ2の日本アプリ」AppAnnieが語る世界のアプリ市場。D2CRアプリセミナー | アプリマーケティング研究所
http://appmarketinglabo.net/appmarket2014/

昨年の調査でこうでしたから、実感として今年はもっと差がでている気がします。

ユーザー離れ、深刻です。

アメリカではブーストするにもお金がかかり過ぎるし、Appleの規制は厳しくてランキングリジェクトされるし、おこづかいアプリはSDKリジェクトされるし、というわけでアメリカ国内のブースト業者は壊滅してしまいました。
一方、日本は完全に逆で、どっかの誰かが「リワード広告は最も安価で効率的な施策」とか言ってました。あれ、元記事消えてます…何かあったのでしょうか?

リワード広告は「アリ」か「ナシ」か・・・小霜和也「ゲーム広告はこう作れ」
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=10947

アプリのブームは日本でも確かにありました。2011年、テレビでアプリを紹介する番組が、王様のブランチをはじめとして、アプリンス、iCon、神アプリ、Appsラボ、革命xテレビ、深イイ話、そしてマックスむらいさんがキムタクと共演してたのが懐かしい、お願いランキングなどと、深夜にテレビ灯ければ必ずアプリ紹介してるような懐かしき日々がありました。

アプリ制作日誌 #app_24: アプリを紹介するテレビ番組を調べてみました。
http://xn--iphone-uo4e6oqfp132aotgy07deu3f.blogspot.jp/2011/05/blog-post_04.html?m=1

今やソフトバンク様が提供されている王様のブランチしか残っておりません。

 
この数年間で失ったユーザーへの信頼回復、アプリのブームよ、再び。と願うばかりです。

アメリカと同じように虚構でないホンモノのダウンロード数を伸ばして、本当に良いアプリがランキングの上位へ来て、たくさんのユーザーさんへ楽しいアプリがお届けできるように、まずは、みんながインタビュー避けるのやめて、ブーストについて語りませんか?

どうです?アプリ紹介メディア様の皆さん!

 
さて、定点観測は今夜も多段ブースト炸裂で真っ赤っか。トップ40のうち実にブースト勢は25アプリ…まったくランキングの意味がない状況です。

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