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トーキョーを加速(ブースト)するアプリを紹介

なんということだ……iOS9対応のおこづかいアプリが審査通過ーーAppレビューの限界とは #AppStore定点観測 9/19

      2015/12/19

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BANされずに残っていたおこづかいアプリのひとつ
——–
AlhaNect Inc.
「おこづかい稼ぎなら高還元のsunny!」
https://appsto.re/jp/K0CI3.i
——–
ですが、他と同じように一部iOS9非対応の告知を出していました。

【iOS】OSアップデートに関するご注意

現在iOS版のsunnyは
iOS7.0~8.4のOSに対応しております。
最新のiOS 9.0ではpointの交換ができないなど
sunnyを正常にお楽しみいただけない場合が
ございますので、ご注意ください。

なお、近日中のアプリアップデートで
iOS 9.0への対応を予定しております。

対応の際は、アプリ内にてご案内させて
いただきますので、それまではiOS 9.0への
アップデートをお控えくださいますよう
お願いいたします。

ユーザーの皆様にはご不便をおかけしますが
ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※OSのアップデートの実行は
ご自身のご判断でお願いいたします。

http://sunny-777.com/ios9/

こちらが、なんと本日9月19日、審査を通過して、「iOS9のみ交換できなくなる不具合」などを改善してアップデートを果たしました!

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さらに、何故だか自主的に身を潜めていたSpeee社の運営と見られる「もちねこ系」おこづかいアプリが、突然App Storeへ12連発で大復活を果たしていることも、App Storeで確認できました。以前ご紹介したこれらのおこづかいアプリです。

17個のバラバラな個人名おこづかいアプリ、自主的にApp Storeから削除 → すべて同じ事業社のものと判明 #AppStore定点観測 7/20 | アップトーキョー
http://app.tokyo/2015/07/20/1918/

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あらま、どうなってんのこりゃー!という様相を呈しながら、混沌としたリワード広告界隈は生き残りの道標を随所で銀色の如く輝かせながらシルバーウィークへ突入して行きました。

ここにすべての権限をカリフォルニアで持つという、中央集権的トップダウンAppレビューの限界が物語られているのです。

日本のインターネッツ悪用技術、それはどんな規制がかかろうと、どんな法整備がされようと、出会い系スパムは配信されるし、無限連鎖講や情報商材やワンクリック詐欺は横行するし、Safariを開けばエロマンガのバナーが表示されるし、ネイティブアドと謳いながらノンクレジットのステマ記事が配信されるし、クソバイラルは相変わらず人の著作物を盗用して自分だけの利益を得ています。海外と違って、これらが上場している大企業が子会社を使って平然と行われてしまっているところもあるという噂に、日本特有のインターネッツ界隈の商習慣の香ばしい臭気が漂っていますね。

同じくiPhoneアプリの超厳しいと言われる審査が、これだけ問題視されているおこづかいアプリで、すんなりiOS9対応版が通ってしまうのは、日本のお家芸「サーバースイッチ」という武器をAppleの想定以上に、巧みに使うことができているからではないでしょうか。

例えば、「おこづかい稼ぎ」ゲームとしてUIView(画面)のひとつに、コインでもタッチして収集しておくゲームで審査を通してから、サーバースイッチで起動時のフラグを見て”1″が立っていたらもうひとつのUIViewの本物の「おこづかい稼ぎ」画面を表示すればいいだけです。さすがの審査の人も、こうなっていたら通さざる終えません。しかもだいたいそういうところは、日本の個人名の新規アプリですので、配信済みのアプリで動向を見ることもできませんし。
これに対抗するため、「おこづかいアプリ」の胴元となる案件取得SDKが組み込まれているものをリジェクトしましたが、ここでもお家芸サーバースイッチは活躍します。案件取得はサーバー側で行って一時置き場へ保持しておき、胴元へは概ね5分間隔で、胴元にご迷惑おかけしないように、案件取得をしておきます。そして、ユーザーアプリからのリクエストに応じて、自前で用意しておいた案件をスイッチしてウェブビューへお届けすれば良いのです。

トレンダーズ社の「キニナルモン( https://itunes.apple.com/jp/app/o-xiao-qianiapuri-kininarumon/id531284415?mt=8 )がまさにこのタイプで、アプリ内に登場するかわいいタヌキの腹黒キャラクター「モンちゃん」に餌を上げたりして5ポイント稼がないとアプリダウンロード案件が表示されないというユーザーの進捗に併せたサーバースイッチ芸で、現在もAppleの抜き打ち検査に引っ掛かることなく、ストアでユーザーを増やし続けています。まさかキャラ育成しないとブースト案件が出ないとは思うまいwwwとモンちゃんは悪趣味な笑顔でいることでしょう。

そうやって「おこづかいアプリ」は300とも500とも言える恐ろしい数まで増え続けてしまったのです。そしてiOS9へのアップデートで不具合連発のBANされた「おこづかいアプリ」はそのままユーザーの信用を失い死んで行くのかと思いきや、審査通過するものまで現れました…。他者で成功事例が発見されると、そこにワーーッと飛びついて追従するのが、過去の動きでした。今後もそうなって行くのでしょうか。

もしかすると、iOS9配信に合わせてアプリのアップデート審査祭りになっていて、手当たり次第に「Ready for Sale」を出して、ザル審査となっていたからかもしれませんが……。

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