アップトーキョー

トーキョーを加速(ブースト)するアプリを紹介

リワード広告 やめた会社、やめられない会社 #AppStore定点観測 9/23

      2015/12/19

(サムネイル出典 : SmaAD )

「ブーストの是非はおいといて」
最近良く言われます。
「いいえ、プラットフォームの規約違反ですよ」
と、下記リンクをご紹介します。

「iPhoneの製造元で、同じくAppStoreを運営しているApple社は、〝不正にランキングを操作するアプリ〟を規約で禁止にしています。」

ブーストは規約違反
http://app.tokyo/page-405/#2

そうすると、
「違法じゃないんでしょ?」
と言われます。
「そうですね・・・」

あんまり「規約違反!規約違反!」と連呼してると、当サイト開発者のアプリが規約違反でBANされたのにブーストはNGなんて言える立場かよ、とか、パズドラのパクリアプリ出してる奴が偉そうに、とか、このアプリをブーストして失敗したから恨みでやってんだろ、とか、アップトーキョーはどうせ自分のアプリを宣伝をするためにやってたり広告収益目当てのアフィ厨だろ、とか、果ては一部のブーストアプリだけ隠して他社を陥れようとしているアップトーキョー陰謀論まで現れて、あらぬ方向へ発展いたします。

そんな小さな理由でここまでエネルギー注いでやっているのかと思わているところに、一抹の哀しさを胸に抱えながら、秋風の涼しさに身を晒しております。

WordPressのカスタマイズなどで、いろいろお世話になっておりますmarchEnterpriseさんには、巻き込んでご迷惑おかけしたことを平身低頭スマンネーしたら、「いーんじゃね勝手に言わせとけば、それで炎上してくれたらアプリの宣伝になるしなwアップトーキョーがめげずに正しいと思ったことを貫くのは良いことじゃね」と仰っておられました。ありがとうございます。

「実は、成長の源泉であった広告事業をこの6月に取りやめたからだ。

これは、人気ゲームアプリ「モンスターストライク」の自社攻略情報サイト「モンスト攻略」から、別のアプリをダウンロードさせて会員登録につなげるように誘導する広告ビジネス。ダウンロードと引き換えに報酬として利用者にモンストの有料アイテムを無料で与えるため、リワード広告とも呼ばれる。事実上、スマホのアプリランキングを操作できるとあって、アプリ開発会社から広告出稿があり、収入源となっていた。

 アップバンクはこのモンスト攻略アプリだけで15年上半期に粗利益の24%を稼いでいたが、アップルがリワード広告を禁止し、このビジネスモデルが崩壊してしまったのだ。」

新興企業上場の審査厳格化はまだ甘くはないか|inside|ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/78753

6月にAppleによる制裁を受けてBANされた後、リワード広告をやめたAppBankさんの「モンスト攻略」。その後、毎回ブーストを実施していた「マックスむらいゲーム」も、おこづかいアプリへの出稿を止めました。リワード広告から完全撤退を果たしたわけです。

グノシー他、AppBank「モンスト攻略」ブーストでアプリダウンロード数を水増し
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20150613-00046604/

「『モンスト攻略』アプリ内におけるリワード広告枠の販売に関連する企業に対して、今後はApple社の意向を尊重し、iOSプラットフォーム上ではリワード広告を展開しない考えであることを通達いたしました」(AppBank・宮下泰明社長)

AppBank、リワード広告「今後はやらない」――「モンスト攻略」から「オーブプレゼント」が消えた理由
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1506/15/news089.html

楽しいiPhoneアプリを紹介するメディアとしてトップランナーであったAppBankが、App Storeランキングを崩壊へ導く行為をすることについて社内でも議論があったと聞きます。最終的には、「ブーストしたアプリを記事広告ででも応援してフォローすりゃいいじゃん」みたいことになって実施に至ったらしいですが、このように真剣にブーストがアプリ業界での悪い商習慣であると認識して、議論を重ねていたからこそ、撤退への対応も実に素速かったのだと思います。

上記ダイヤモンド・オンラインさんの記事や、やまもといちろうさん、全力2階建てさんの記事でも、リワード広告撤退による収益減の影響について取り沙汰されておりますが、アプリメディアとしてリワード広告や、ステマなど、横行しているユーザーを欺く行為を排除して、健全な業界へ誘う試金石となるため、自らお手本となろうと奮闘している姿がとても輝いて見えます。

「柱となってまいりました」じゃねえよ。むしろ「柱となって、参りました…」ならわかるけど。

AppBankが上場承認されましたが、ステマ記事が多いのは問題ではないでしょうか
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20150914-00049509/

マックスむらいとAppBankとなかまたち、やまもといちろう砲を掻い潜り上場承認まで辿り着く
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65839650.html

収益の柱を捨ててまでも、App Storeランキングの不正操作に対して、真摯な姿勢で臨んだことは、大変評価できることだと思っております。
ただ残念ながら、それに追随する業社は限られていました。いまだに蔓延るブースト勢の様子はアップトーキョーのAppStore定点観測でご覧いただけます。

アプリブーストの主力的役割を担っている「おこづかいアプリ」を運用している業社、アプリダウンロード案件を配信しているリワード広告会社、そしてブーストを実施しているアプリ開発会社、アプリ業界に身を置く皆さんはこれらの企業を覚えておいて損はないと思います。

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( 堂々とランキング操作の仕組みを解説するリワード広告会社 )

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( 現在もApp Storeに残るリワード広告会社のブースト案件を配信する「おこづかいアプリ」の一部 )

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( 「おこづかいアプリ」へ出稿してランキング操作する大手のアプリたち )

「ブースト、お安く提供してますよ!」とリワード広告会社の若くて可愛い営業のお姉さんでさえも、実は「ぷらっとほーむ?のきやく?なんですかそれ?」「ブーストの仕組み?えー…と、よくわからないので開発に回しますね」みたいに自社の不正行為をまったく理解していない若くて可愛くて綺麗な営業のお姉さんもいるとの噂を耳にします。
それだけ手口が巧妙で、一般の人にはほぼ理解できないような根が深い問題なのです。

ブーストの是非はぜひともおいとかないで、なぜ規約違反なのか?、なぜ「おこづかいアプリ」はBANされるのか?さらにBANされずに残るものもあるのか?、アップトーキョーが業界内で触れてはいけない存在なのか?、米FTCや欺瞞的取引というキーワード札束の殴り合い最もコスパが良い広告、アプリ業界に身を置く皆さん、そしてアプリを楽しんでくれてるユーザーの皆さんも、いろいろな方面からこの問題について理解を深めていってほしいと思っています。そしてアップトーキョーがその一助になれれば幸いです。

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■本日の注目アプリ■
7位 精神年齢診断+ : 昨晩、SMAP中居さんの番組で取り上げられたそうです。おめでとうございます!
29位 DOOORS APEX : 昨日の定点観測時より5ランクアップ!ブースト無ければ18位!

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