WWDC2016基調講演 全世界累計1300億回のうち5億ダウンロード以上が「リワード広告」という日本の疎外感 #AppStore定点観測 6/14

予想通りのWWDC2016開幕スピーチ、オープニングはApp Store自慢でしたが、App Storeが登場したのは残念ながらここだけで、刷新についてもまったく触れられませんでした。
「App Storeが200万アプリ、累計1300億回ダウンロード、500億ドルの収益分配を達成」
アップトーキョー一周年の記事でも紹介しましたが、2012〜2015年まで530億円がリワード広告市場の売り上げとなっていました。1DL=100円として、5億3千万ダウンロードです。
App Storeの誕生から累計で1300億ダウンロードされた中で、日本だけで5億ダウンロード不正に水増ししてたってことですね、これは多いのか少ないのか、どう思いますか。
そもそも日本は、アメリカの5分の1しかアプリがダウンロードされていないと言われています。なのに日本特有の「リワード広告」という不正ダウンロードで年間1億ダウンロードもされてるように見せかけて、実際の数はどうなんだよという恐ろしさがありますね……。
そんなガラパゴス日本の状況を、今回のWWDCではさらに実感することとなりました。
ApplePay
News
Mapの交通機関
Siriのレストラン予約、映画、辞書
さらに、
「なお、いずれの新機能・新アプリ・新サービスも、日本や日本語で提供されるかどうかは発表されていない。」
という感じ。
もはや、日本の入る余地は、世界標準語となった「Emoji」だけでした。
iPhone6発売時は、第一販売国から中国が漏れて一騒動ありましたがそれはもはや過去の話。
「iPhone 6/6 Plus発売日に日本で起きた“転売騒動”だ。日本での発売日(2014年9月19日)時点では、中国での販売時期が未定となっていたため、中国国内での転売目的でSIMフリー版iPhone購入の列を作る外国人の多さが話題となっていた。」
Appleとしても確実に売れる国へ大量に供給したいものです。iPhone7では、ついに日本が第一販売国から外されて、中国、香港に優先して供給されるなんて憂き目に遭ってしまうかもしれませんね。
外形的なまやかしの数字だけを追い求めて、実際の利用者はついてこれずに、一過性のブームとしてだけ旺盛を極めた結果、他国に追い越されて衰退の道を進む。これこそ現代の日本そのものの姿ではありませんか。
そういえば、併せて「App Store Review Guidelines」もリニューアルされていました。項目が増えすぎたのでシンプルにしましたよ的な?
https://developer.apple.com/app-store/review/guidelines/
If we find that you have attempted to manipulate reviews, inflate your chart rankings with paid, incentivized, filtered, or fake feedback, or engage with third party services to do so on your behalf, we will take steps to preserve the integrity of the App Store, which may include expelling you from the Developer Program.
ブースト勢はよく読んでおくと良いですね!
これからログインしたときこのガイドラインに「承諾」を押したのに、アカBANされたあとで知らなかった…じゃ済まされませんよ!