アップトーキョー

トーキョーを加速(ブースト)するアプリを紹介

500万DL突破!MERYのアプリが大切にしたリワード広告でランキング不正操作とダウンロード水増しの実態 #AppStore定点観測 8/8

   

こんばんは、暑くて死にそうなアップトーキョーです。
先日、なかなか香ばしい記事を拝読させていただきました。

アプリは500万DLを突破しました。最近はTVCMを打ったりもしていまして、これまでユーザーの規模感に応じていろんな施策を行ってきました。

いろんな施策ですか……。

DL数よりもDAUが重要

お、いいこと言いますね!

DL数増やしたいときに、1ユーザーあたりの獲得コスト(CPI)が1ユーザーあたりの売上(LTV)を下回っていれば計算上は赤字にならないので、アプリは事実上無限に広告を出せます。

「DL数よりもDAU」とかいいながら「DL数増やしたい」「CPI」だそうです。CPIというのはググッたところ、Cost per Installと言って、1ダウンロードあたりの広告単価だそうです。あぁ、やっぱりダウンロードなんですね。

あらゆるチャネルでCPIとDL数をチェックして、最も効果的に機能しているチャネルを見ています。

1ダウンロードあたりの広告単価とダウンロード数をチェックして、最も効果的に機能しているチャネル……って何のことでしょうね?

最後にまとめます。KPIとして一番重要視しているのはDAUで、DAUを伸ばすためにCPIを低く保ちながらDL数を増やし、並行して徹底的にアプリを改善してReturn Rateを高水準に保つことに注力しています。

一番需要なのはDAUで、DAUを伸ばすために、1ダウンロードあたりの広告単価を安く保ちながらダウンロード数を増やすことだそうです。なんだ結局ダウンロード数を増やすことがまず大事ってことなんですね!

では、そのダウンロード数を増やすためにMERYが行ってきた、低CPIの最も効果的な施策とは何だったのでしょうか?

まずはAppAnnieをご覧ください。

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こちらMERYの2015/12〜2016/8までのランキング推移のグラフです。
直近でランキングが急上昇している日が2回あります、昨年末12月20日と4月23日です。ランキングが急上昇ということは皆さんお分かりの通り、ダウンロード数が急激に増えたということですね。

この2回のダウンロード数を増やすための施策、「DAUを伸ばすためにCPIを低く保ちながらDL数を増やす」というのはどんなことをしていたのでしょうか?
さぞかし立派な宣伝手法を駆使していたのだと思われますね!

テレビCMでしょうか?それともSEO?やっぱりTwitter広告?
いいえ、違います。

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1回目、昨年12月20日。総合ランキングがなんと2位、カタログカテゴリのランキングは1位に急上昇!
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ブーストドカーン!!wwwwww

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2回目、4月23日。総合ランキングが9位、カタログカテゴリのランキングは1位に急上昇!
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ブーストドカーン!!wwwwww

「いやいや、これはブーストだけじゃなくてテレビCMとか並行して実施した成果でしょ」って思う方いらっしゃるかと思います、ええ私もそう思ってました。

それがとあるリワード広告関連会社の方からのタレコミによりますと昨年12月19日から12月20日にかけてMERYはリワード広告をこのように利用されておられました。

・アプリ名 : MERY【iOS】
・期間 : 12/19(土) 00:00~12/20(日) 23:59
・実施件数
12/19(土) 00:00~11:59 : 24,000DL
12/19(土) 12:00~23:59 : 21,000DL
12/20(日) 12:00~23:59 : 10,000DL

この2日間で、リワード広告を使用して5万5千ダウンロードも不正にダウンロード促進していたとのことなのです。
2日間で5万5千件の多段ブーストを炸裂させれば、充分総合2位に到達してもおかしくなかった(過去形)ですね。

グロースハックとかいうセミナーに登壇して堂々と「KPIとして一番重要視しているのはDAUで、DAUを伸ばすためにCPIを低く保ちながらDL数を増やす」とかなんかそれっぽい難しいこと偉そうに言うなら、正直に「リワード広告でランキング不正操作してダウンロード爆進させた」って言った方がわざわざ足を運んで聞きに来た聴講者の方々も納得すると思うのですが、いかがでしょう?

リワード広告の是非について、いまだに「エコノミクスで見たときに成り立ってればあり」みたいに数字でしか判断できない低脳な方もいらっしゃるようですが、ぜひリワード広告全盛期のApp Storeのランキングの“象徴的”なスクリーンショットをご覧になっていただきたいと思います。

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https://twitter.com/flarephoenix/status/519114970630332416

とても信じられない光景ですが、リワード広告がまさに活況を呈していた頃、総合ランキング上位は「おこづかいアプリ」だらけになっていたのです。もちろんおこづかいアプリがおこづかいアプリを互いにブーストしているからこそおこづかいアプリだらけの水泳大会となっていた状況がこちらです。

この頃はこれが当たり前のApp Storeランキングでした。もちろんリワード広告のことなどほとんどのユーザーは知りません。どれだけのユーザーが、App Storeで人気のアプリを探しに来てこの状況を見て「ひどい」と思って急激にアプリへの興味を失ったのでしょうか。

本当にこれを見てエコノミクス的に成立しているからアリだなんて軽々しく言えますか?
もしそうならそれは自分が愚かであることを自覚するほど賢くない状態(by ダニング・クルーガー)そのものであります。

数字だけ見て分かったつもりになっている諸兄の皆さまには、実際の現場でどれくらい凄惨なことが起きているのかを忘れないでいただきたいと思うシン・ゴジラであります。

 

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