AppStoreランキングのアルゴリズムに変化のきざし? #AppStore定点観測 5/6
2015/12/19

AppStoreランキングのアルゴリズムに変化のきざし? #AppStore定点観測 5/6
iOS開発者向けに5/1から「Appアナリティクス」というサービスのベータ版が提供されました。今までは「セールス&トレンド」という速報値でのみアプリの日付別ダウンロード数を参照できましたが、Appアナリティクスではもっと詳細なデータを見ることができます。
今まで誰も知ることのなかったアプリ毎の「AppStore閲覧数」いわゆるPVってやつ、ダウンロード数はiOSのバージョンやiPhoneかiPadかiPodtouchかのプラットフォーム別に参照できたり、さらにデータ送信が有効となっているユーザー(オプトインユーザー)のインストール状況、セッション数、アクティブ数まで見ることができます。
また「ソース」という項目ではどのウェブサイトからAppStoreへ遷移してきたかまで一目瞭然!『i立ち食いそば』で確認したところ、4gamer.net、appget.com、famitsu.comからのアクセス数が表示されておりました。
もう丸裸じゃんか!ってことで、これらの情報がAppStoreのランキングのアルゴリズムにより正確に、より精密に、反映されてもおかしくないわけです。
4/27に起きたこの現象
———
AppStoreのランキングが今朝の7:00から止まってるみたいな件www
https://app.tokyo/2015/04/27/602/
———
に端を発して、昼間の時間帯のランキング変動が急に静かになった件、そして注目すべきは3日前から急にブースト勢が沈黙し出した件もあります。
5/1〜5/3は、ブースト勢がトップ10に7個も8個もあるとボヤいていたのですが、5/4,5,6とこの3日間は2〜3個と急激に減少。
とくにゲームアプリが減り、1位は不動のLINE、そしてYouTube、Twitter、GoogleMapの定番系に加えて、インスタ、デコれたり自撮りを綺麗に撮れるカメラ、そしてマンガアプリなどのいわゆるツール系が上位で目立つようになりました。
あらためてランキングの遷移や、ブースト勢との比較をすると、やはりランキングのアルゴリズムに大幅な調整があったのではないかと思われる兆候が出ております。
今まではアクティブ数と言えど、どこまでAppleがそれを掴んでいるか不明のままでしたし、ブースト勢の台頭で直近3時間のダウンロード数がランキング指標のほとんどを占めることは実証済みでした。
しかしながら、今回のAppアナリティクスによって、セッション時間やアクティブ数、インストール数、遷移元ウェブサイトまでかなり精密にAppleがAppStoreにおける情報を得ている、または得ることが可能になったことが判明。
それらによりますますユーザーの使用時間が長く、アクティブ数の多いアプリがランキング的に有利になってきたのではないでしょうか。
中高生にAmazonギフト券をちらつかせて不必要なアプリをダウンロードさせてランキングを上げているブースト勢にとって、アクティブ数というのはとても痛いキーワードです。なぜならポイントゲットしたらほぼ100パー即削除されてしまうからです。そしてAppアナリティクスによってAppleはそこもお見通しなわけであります。
そんなこんなでFFレコードキーパーだけブースト勢の中で唯一頑張っておりましたが、明日どうなるかまったく分かりません。そもそもアップトーキョー存亡の危機でもあるじゃん、やべ〜!って感じで、明日から会社、学校ちゃんと行けよ!!