三連休だ!「LINEブラウンファーム」「戦国アスカZERO」「一騎当千」など注目アプリがブースト開始! #AppStore定点観測 1/9

短い年末年始休暇でやる気がでない…というかんじのまま仕事始めでストレス全開な皆様こんばんは。
成人を迎える若人のお陰で三連休を迎えられて安堵していることだと思う。
そんな三連休初日に気合いを入れてブーストしているアプリたちを紹介しよう。
→13位
このように「おこづかいアプリ」内で広告主のアプリをダウンロードすることで、ポイントを貯めて金品へ交換できるのだ。
→55位
「おこづかいアプリ」は2014〜2015年にApp Storeにて大量に配信されて、一時期は300〜400アプリも配信されていた。
上図は昨年5月に配信されていた「おこづかいアプリ」の一部である。中には400万ダウンロードを超える人気おこづかいアプリも含まれていた。
→18位
大量供給された「おこづかいアプリ」にリワード広告会社がアプリダウンロード案件を一斉に配信する。
(朝日新聞デジタルより : 現在公開終了 http://b.hatena.ne.jp/entry.touch/www.asahi.com/articles/ASGCT3VKWGCTULFA00B.html )
これにより、おこづかい目的のユーザーが同じアプリを短時間の間に急速にダウンロードすることで、App Storeのランキング上位へ偽装することができたのだ。
→圏外
主にソーシャルゲーム、そして出会い系アプリは偽装したランキングで純粋な利用者を獲得すれば、課金により収益化できる。
これらのアプリは現状、リワード広告ありきのビジネスモデルとなっているのが現実だ。
→21位
供給過多となった「おこづかいアプリ」は、「10円ブースト」と呼ばれる低単価の広告メニューも販売された。
(週刊アスキーより : http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/253/253096/ )
同じサイトで、アドネットワークを使うと、1ダウンロード10円でリワード広告の利用が可能。アプリの審査はあるが、最低5000ダウンロードから出稿可能とのことなので、個人でも手が出しやすい。特に1ダウンロードの収益性が高い「放置系ゲーム」などを開発した際は活用メリットが大きいだろう。新規タイトルのアプリだと、5000件のブーストでApp Storeの総合ランキング200位くらい、2万件のブーストで10位までランキングが上昇するとのこと。
広告収益モデルの無料ゲームが広告にお金を出してランキングを偽装するという矛盾した凄まじい事態となっている。
→7位
大手から個人まで。リワード広告で不正にランキングを操作しないと、せっかく開発したアプリを収益化することは困難になってしまった。
これは記事執筆時の総合20位までのランキング。20アプリ中実に12アプリが一度でもリワード広告を使用したことのあるアプリだ。
→8位
リワード広告でランキング偽装することは、不正手段だ。
テレビCMでさえも凌駕するほどのプロモーション手法となっている。
→78位
本来ならば、ランキングになんて登場するはずのないアプリが上位にいることで、影響を受けるのは、本当に人気のあるアプリに他ならない。
→圏外
こんな不健全なランキングを放置している責任はもちろんAppleにもある。
しかし規約違反の不正行為が横行してしまうこの日本のアプリビジネスにモラルというものは無いのだろうか。
→19位
人気のあるアプリと誤解させて、騙されている一番の被害者はアプリを楽しんでくれているユーザーだ。
→48位
2015年、アプリのダウンロード数は減少傾向にあることか方々で言われていた。
リワード広告で信用をなくしたApp Storeからユーザー離れが起きていると言っても過言ではない状況である。
→6位
これが日本独自の商慣習として2010年頃より発展成長を遂げてきたリワード広告の真実なのだ。
→17位
→28位
→25位
→15位
→39位
→64位
→11位
→圏外
てゆーかさすがの三連休初日……
→23位
ブースト勢多すぎ…
→22位
というわけで、本日ブーストを実施している数多のアプリのほんの一部をご紹介した。
これらがどのようにランキングに不正介入してきたかは、「リアルタイム定点観測」でどうぞ。