斜陽産業か? App Storeに増え続ける「出会い系」と「お金を増やす」アプリ #AppStore定点観測 2/15

軽井沢バス事故から1か月だそうです。早いものですね…。
そして、もうまもなく東日本大震災から5年となります。
どちらもスマホゲームで遊ぶような若いたくさんの皆さんが犠牲になられてあらためて哀悼いたします。
5年前といえば、その頃のApp Storeは毎日のようにTwitterなど口コミで話題となってランキングが急伸して、ブームが訪れてみんな遊んでみたいになんかとても将来性や未来を感じたものでした。
それがいつのまにやらこんなです。
無料アプリの総合1位を筆頭に、3位、1位、15位…と上位に散見される「出会い系アプリ」。
誤解されるといけないので補足しておきますが、これ“Apple公式”の“iPhone公式”の「App Store」の画面ですよ。そこらへんにあるインターネットの怪しいサイトではないのです。
で、なぜこういうことが起こるのかというと、アドウェイズやグリーといった上場大手企業の「リワード広告」というステマ不正広告が、秘密裏にApp Storeのランキングを汚染しているのです。
これらは今日のリワード広告利用アプリのスクリーンショットです。出会い系アプリありますね。そしてもうひとつ、最近とても増えてきた種類のアプリがあります。
「お金を増やす」アプリです。
コピーアプリを量産して、レビュー操作を行って、ブーストでランキング操作を繰り返しています。
新しい「おこづかいアプリ」の形態かなとも思っていたのですが、「バイナリーオプション勧誘の詐欺アプリ」との指摘も。バイナリーオプションというのは、FXのさらにリスクの高い金融商品だそうで、それ自体は認可を受けた違法性はないものだそうです。
実態はよく分かりませんが、出会い系アプリとともにApp Storeランキングを不正操作する常連となっています。
App Storeも成熟して全体のダウンロード数が減り続けてきたと言われ続けてまいりました。
iPhone自体も販売数が鈍化してきており、その成長性に疑問視されるニュースが多くのメディアで報道されていますね。
春一番が吹いたりしていますが、iPhoneに到来した冬は長く続きそうです。