AppBank営業利益減に色濃く傷跡を残す「モンストリワード」廃止の影響 #AppStore定点観測 3/10

本日のIRで「2016.03.10 tekiji 公認会計士等の異動に関するお知らせ」というお知らせがあり、監査法人が変更になったそうです。上場直後の監査法人異動は極めて異例なことだそうですよ。
そして先週、12月期の四半期決算が発表されていました。売上高と営業利益のグラフに「うちモンストリワード影響額」という数字がしっかり記載されていて、あらためてその利益の大きさに驚きました。稼いでいたのですねぇ。
資料によると「モンストリワード」の売上高/営業利益は、14年第四四半期に1億3千8百万/7千万、15年第一四半期に2億1千3百万/1億1千万、15年第二四半期に2億3千百万/1億1千9百万ということだそうです。
モンストのオーブ一個配るのに80円売り上げていましたから、3か月間で2億ということは、1か月あたり83万個のオーブを配っていました。1日あたり2万8千個!
もちろん皆さんご存知のとおりオーブ一個でリワード広告アプリを1ダウンロードです。1か月に83万ダウンロードもムダにアプリをダウンロードさせて、3か月でなんと250万ダウンロードもランキング不正操作に利用されていたわけです。
minneをAWAをモンギアを総合1位へ押し上げたAppBankのモンストリワードがこれだけ強かったのも頷けますね。
そんな風に儲かっていたモンストリワードですが、去年6月に廃止となり、10月に上場、そして上場後初の四半期決算で大幅減となりました。営業利益なんて、横領による調整が無ければ、この2年間で2014年第一四半期に次ぐ減りっぷりです。
このように「楽しいiPhone」を通じてアプリ界、iPhone界を盛り上げてきたAppBankですが、もうその先の未来を見据えているようです。さすがですね。
「脱スマホ」だそうです!
頑張ってください!!
さて、モンストリワード亡きリワード広告は今日はこのようになっております。