KOF景表法違反騒動のCTW社「得BUY!」でまた景表法違反騒動+(プラス) #AppStore定点観測 7/6

横綱伝説とあんたはエライとマリンちゃんが好きでした、アップトーキョーです。
そんなギャンブラークラスタに絶大な支持を得ている懸賞アプリがございます。
CTW INC.「激安ショッピング「得BUY!(トクバイ)」-チラシ感覚で毎日お得を発見-」
https://itunes.apple.com/jp/app/id1202803043
http://applion.jp/iphone/app/1202803043tetuo kaneda「得BUY!(新感覚ショッピングアプリ)」
https://itunes.apple.com/jp/app/id1184092124
http://applion.jp/iphone/app/1184092124/nanami arai「毎日お得な通販アプリ「得BUY」」
https://itunes.apple.com/jp/app/id1217719306
http://applion.jp/iphone/app/1217719306/
※下の2つは配信停止中。Android版もあります。
どんなアプリかと申しますと、ニンテンドースイッチとかMacBookとかお菓子の詰め合わせとかに一口100円で賭けて、所定の口数に達すると抽選が行われて1名にプレゼントされる、という射幸性高くて腰抜かすようなアプリです。
購入口数の制限はないので、市販価格の1.5倍以上もする25万円相当(送料・手数料という名の儲けを含む)のMacBookに1,000口(=10万円)賭けて、二分の一くらいの確率で当たるというザワザワ感を楽しむことも可能です。ハズレたら手元に何も残りません。
(共同購入とか書いてありますけど、共同で購入しても抽選でもらえるのはひとりだけ)
これはまっさきに景品表示法違反を思い浮かべますよね?
中華ブーストで古いおつきあいのあるCTW社さんですが、どうも景表法とも仲良しさんのようです。
さらに今回はあうわぱーむもビックリな、さらなる法律上の疑義が付いてまいりました。
「得BUY」について、ギャンブル問題に詳しい国際カジノ研究所所長の木曽さんの記事をご覧ください。
(ヤフーニュース、BLOGOSにも寄稿されています)
ではこの得Buyに刑法上の違法性が全くないのかというと、実は賭博罪とは別罪として刑法187条に定められる富くじ罪が適用される可能性があります。
ふむふむ……賭け事然としているので賭博罪ではないかと思いましたが、「富くじ罪」適用の可能性とのこと。「富くじ罪」とはどういうものなのでしょうか?
こちら弁護士ドットコムの解説が分かりやすかったです。
富くじとは、宝くじのようにあらかじめ番号札を発売して購買者から金銭その他の財物を集め、その後抽選などの偶然的方法によって、当選者だけが利益を得るという、購買者の間に不平等な利益の分配をする仕組み
なるほどですね……。
富くじとは、
宝くじのようにあらかじめ番号札を発売して
購買者から金銭その他の財物を集め、
その後抽選などの偶然的方法によって、当選者だけが利益を得るという、
購買者の間に不平等な利益の分配をする仕組み
ということだそうです。
さて万が一、この富くじ罪に「得BUY」が抵触しますと、困ったことが起こります。
富くじ罪とは、富くじを発売した者、発売者と購買者との間の取次ぎをした者、授受した者が処罰される犯罪
売った人、買った人、取り次いだ人、関係者一同マルっと犯罪者として処罰されてしまうのです。
「得BUY」をクジ購入画面まで進めてみましょう。
一口100円の課金ですが、これはApp Storeのアプリ内課金では購入できません。なぜならアプリ内課金は、物販には使えないからです。
そこで、アプリ外の決済の仕組みを導入しています。日本ではガラケーで発達した、キャリア決済等便利な課金の仕組みがたくさんあり、その決済代行を行なっているのが……
SoftBankマーク!!
そう課金の仕組みが、SoftBankペイメントによる決済代行なのです。
「決済」を「代行」しているということは「富くじ販売」を「取次」していることにならないでしょうか?
その点につきまして、違法の可能性の高いサービスの決済代行を行なっている件について指摘とともに厳格な審査などをしているのか?とソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社様へ問い合わせたところ、法務部担当の高橋様より、取材のご返信がありましたのでご紹介いたします。
個別契約案件にはお答えすることができませんこと、ご理解・ご了承いただきたく存じます。
今後、同一案件でのお問い合わせをいただいても、同様でございますので、ご返信は控えさせていただくことも併せて、ご了承いただきたく存じます。
……ありがとうございました!!
例えばコンビニで一口100円でニンテンドースイッチが当たるクジを発売。5万5千円分クジが売れたらクジを買った人の中から抽選で1名にそれをプレゼント。ハズレた人は何ももらえません。こんなギャンブル売買してたら捕まるでしょう。これが平然とAppStoreのアプリでできるのです。 pic.twitter.com/2bVsKWPp4p
— アップトーキョー (@AppTokyo) June 30, 2017
「得BUY!」の決済代行を行っているソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社様に「違法行為の可能性がある商品売買に決済代行システムを提供していてちゃんと審査してるの?」って問い合わせたら「個別案件にはお答えいたしかねます」と。SoftBankペイメントも黙認グルですかね? pic.twitter.com/6dPpnPuOUu
— アップトーキョー (@AppTokyo) June 30, 2017
最近はオンラインカジノの摘発で決済業者も運営の一部として摘発を受ける事例もある。 https://t.co/4BdzrM18On
— 木曽崇@「夜遊びの経済学」6月15日発売 (@takashikiso) July 6, 2017
それでは本日のブースト勢はこちらをどうぞ。
MISAKI USAMI「【正しい大人の㊙社交辞令】 君の褒め力Lvはいくつ?」
https://appsto.re/jp/gK4lkb.iHAYATO SAITO「激ムズ!和のひとふで書き!-極-」
https://appsto.re/jp/B60Mgb.iAiiA Corporation「懸賞パズルパクロス2」
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